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専門外来のご案内 : お灸で美しくなる

目次

お灸で美しく〜自宅でお灸をするためには〜

お灸で美しくをテーマに自宅で簡単にお灸を楽しむ方法をまとまてみました

お灸で簡単セルフケア

お灸と聞くと昔ながらの療法で、ちょっと"古くさい"と思われるかもしれません。
ところが最近では、アロマの香りがするもの、火を使わないものなどお灸の種類も豊富になり、手軽にできるようになっています。
近年、生活が豊かになり便利なものが増えたことで、人間の体はかえって楽をしてしまい、ケガや病気を治す力、つまり自然治癒力が弱くなっている傾向にあります。私も臨床の現場で、快適な生活だからこそ病気になっている患者さんが年々増加していると感じております。また、鍼灸治療をおこなった患者さんからは、「腰痛の治療で通っているのに風邪をひきにくくなった」、「鍼灸をはじめてから頭痛がなくなり、症状が出始めても薬を飲まずに自然と治るようになった」と自然治癒力が高まった声を聞くことができます。ただ、調子が悪くなった時に鍼灸治療をするのではなく、自宅でお灸をしてもらえれば、この症状が出なかったのにと普段から思っていました。鍼灸院へ来院された患者さんには病気を予防することの大切さを理解していただけますが、全国的にみたら、鍼灸を経験したことのない人が大多数いる現実があります。
鍼灸の良さは、「自然治癒力を高める」こと。鍼灸を通じて自然治癒力を高めることを身近に感じて頂けるよう、また、予防医学に関心を持っていただけるように、自宅でできる対処法をまとめてみました。
自宅でお灸をし、健康で美しいからだを手に入れましょう。

お灸の作り方

お灸ができるまで

お灸は、草餅などにはいっている「よもぎ」の葉を原料にしてつくられています。

1.摘み取り

よもぎの摘み取りは、5月〜7月、花が咲く前に摘み取ります。

2.天日干し

摘み取ったよもぎの葉は、葉と茎にわけて、葉だけを天日干しで乾燥します。
その後、陰干しにて乾燥させます。

3.火力乾燥

天日干し乾燥させたよもぎの葉は、より良質のもぐさにするため、火力乾燥させます。

4.粉砕

完全によもぎが乾燥したら、粉砕機にかけて細かく砕きます。

5.臼で挽く

粉砕したよもぎは、目の粗い石臼で挽いた後、だんだん細かな石臼で挽くようにします。
だいたい3回ほどおこないます。

6.分離、精選

臼で挽いた後は、唐箕(とうみ)というふるいにかけ、もぐさとして必要のない不純物を取り除きます。

このようにしてつくられたもぐさは、鍼灸師の手によって形を整え、患者さんに施灸したり、家庭用としてお灸業者さんから販売されたりしています。

お灸の始め方

お灸を始める前に

お灸をはじめるにあたり、準備するものは、お灸、灰皿、ライター、消毒液、綿花などがあります。
灰皿は、お灸が終わった後に入れるためのもの、また、熱くて途中で取りたいときに安全に捨てるためのものです。ライターは、ご自分の手がライターの火でヤケドしないように、柄の長いものにしましょう。お灸に火をつけることで、お灸から茶色いヤニが出てきます。肌が弱い人、色白の人、体が弱っている人はお灸のヤニがシミのように残ってしまう場合があります。時間と共に消えていきますが、気になる人は、お灸が終わった後に消毒液を、綿花や化粧用のコットン、ティッシュに染み込ませ、お灸のヤニをきれいに拭いてください。
お灸は、体質や、その日の体調によっても熱さの感じ方が違います。虚弱体質の人や、体が弱っている人は、一度にたくさんお灸をすえると、お風呂でのぼせたように気分が悪くなることがあります。これは、お灸の熱刺激によって、体の中の血液が一気に循環し始めた為です。お灸で体調が悪くなったわけではありません。むしろいい反応ですが、少しでも気分が悪くなるのを避けるため、一度にたくさん、もしくは同じツボに何回もお灸をすえるのは避けましょう。

お灸をする時の注意事項

  • 衣服や髪の毛はしっかりととめておく
    (衣服の襟や袖、裾、髪の毛などに火がうつらないようにするため)
  • お灸が倒れないように皮膚にしっかりと押しあてる
  • お灸を下向きにつけると倒れたりして、ヤケドの恐れがあるので無理な姿勢ではおこなわない
  • 熱さが我慢できないとき、安全に除去するために手の届くところに灰皿を置いておく
  • 入浴前後や食後すぐ、空腹時または、アルコールを飲んだ後にはお灸をおこなわない
  • 風邪など発熱時にはおこなわない
  • 傷口があるところにはおこなわない
  • リウマチやねんざなど、熱があり腫れているところにはおこなわない
  • 子供が近くにいる時はおこなわない
    (子供が不意にお灸をさわる危険があるため)
  • ヤケドをするほど何回も同じところにおこなわない

ツボの探し方

ツボを探す基準となる骨度法(こつどほう)

東洋医学では、ツボを探す方法として、骨度法という計測方法を使います。
単位となるのはセンチ(㎝)ではなく、寸、尺を用います。
1寸は3㎝、1尺は30㎝となります。
また、大人、子供、男、女それぞれ同じ年齢、性別であっても、一人ひとり体型が違います。そのため、ツボの位置を寸、尺だけでとらえてしまうと誤差が生じてしまいます。
東洋医学の考え方では、この誤差を解消するため、骨格を基準にする骨度法というものを使います。この方法は、一人ひとり、個人の骨格を基準にして、その人の体のある部分の長さを尺度として計測します。

以下には、これから紹介するツボに関係する計測法をあげていきます。(イラスト)

親指の幅:1寸

指3本(人差し指、中指、薬指の指先に一番近い関節のところ):2寸

指4本(人差し指、中指、薬指、小指の指先から2番目にある関節のところ):3寸

胸骨体下端(みぞおち)からへそ:8寸 へそから恥骨:5寸

肘から手首:1尺

膝下(スネの骨の一番上)から足首:1尺3寸

ツボがある場所

ツボは、正確には経穴(けいけつ)と呼ばれ、体中に走行している経絡(けいらく)と呼ばれる流れを通して、体の状態を教えてくれる大事な場所です。また、経穴を通じて体の変調がおこるため、病気になるのも経穴、治療に使用するのも経穴となります。
ツボがある場所は、押すと凹むところや気持ちいいところにあります。筋肉と筋肉の間、関節、骨の際、などにあります。

東洋医学の考え方

東洋医学の基礎 〜陰陽五行論〜

東洋医学を考えるうえで、一番基礎となっている考え方が陰陽五行というものです。陰陽五行とは、古代中国の人々がそれまでに経験してきた事実を、自然の摂理に従って整理・整頓・分類した考え方です。

陰陽

陰陽とは、この世のすべてが、「陰」と「陽」に二分することができるという考えで、夜が陰、昼が陽、女が陰で男が陽となり、対立したものを陰陽としてとらえます。その他には、父に対して母、上に対して下、往に対して来などがあります。
また、陰陽は、対立するものを固定してとらえるばかりでなく、その時の状況によって変化するものとして考えます。陰は、いつまでも陰ではありません。
同様に、陽はいつまでも陽ではないのです。
女は、男に対しては陰でありますが、子供からみれば陽としての存在となります。男も、動いているうちは陽ですが、静かに横になっている時は陰となります。世の中すべてのものを相対的にとらえるという考え方です。そして、この陰陽の考え方を人間の体に応用した時、下の表のようになります。

分類体の部位機能の活動状態病 症
体表・背部・六臓興奮・亢進表・熱・実
体内・腹部・五臓抑制・衰退裏・寒・虚

この表でわかることは、陰と陽は表裏一体となっていること、そして病は「陰が強ければ陽が病み、陽が勝てば陰が病む」という関係ができ、これをもとに、治療の方針を考えると、体が熱いときは冷やす(寒)、寒い(冷えている)時は温める(熱)という行為をすると治るという理論になります。

五行

五行は自然界のすべては、木(もく)・火(か)・土(ど)・金(ごん)・水(すい)という五つの要素から構成していることを表します。
古代人は、自然界の代表的な素材である木火土金水をえらんで、それらを存在させ働かせるエネルギー・気を考え、その作用を重んじて五行と称しています。
五行でもっとも大切なのは、相生・相剋(そうこく)関係というものです。相生とは、一方が片方を生かすことを意味しています。逆に、相剋(そうこく)とは、一方が片方を抑制するという関係があります。
相生は、創造のサイクルで循環するため、木は摩擦によって火を生じ、火は燃えることで灰、土になる。土は時を経て金属が生まれ、金属はミネラルから水が生まれます。水は木を成長させるという循環が生まれます。生じられる木は強くなりますが、生じる側の水は弱くなります。
相剋は、相生とは逆に、破壊のサイクルで循環します。木が土から栄養分を奪うので、木は土を抑制します。同様に、土は水をせき止めて抑制し、水は火を消して抑制、火は金属を(熱で)溶かし抑制、金は木を切り倒す道具に変化して抑制させます。相剋は、お互いに弱めあうという性質があるため、水は火によって蒸発し弱くなりながら、火は水によって完全に弱くなります。
この五行を、体の中の重要な要素に置き換えると、肝・心・脾・肺・腎という五臓になります。自然界の五大要素に相当するものは、肝は木、心は火、脾は土、肺は金、腎は水となります。
それでは、五臓で相生、相剋の関係をあてはめてみます。肝(木)の働きを良くすれば、心(火)が元気になり(相生)、肝(木)が悪くなれば、脾(土)も悪くなる(相剋)ということです。
また、体内には、五臓を助ける「腑(ふ)」という存在があります。ことわざにある五臓六腑というものです。
肝を助ける腑は胆、同様に、心は小腸、脾は胃、肺は大腸、腎は膀胱が関係し、腑と呼びます。
東洋医学では、これに、心を包んで保護する「心包(しんぽう)」という臓と、臓腑の機能を調整、補佐してくれる「三焦(さんしょう)」という腑の組み合わせを加えて、六臓六腑としています。この六臓六腑が人間の生命活動を維持していると考えられています。

※風水と五行の関係
中国から伝わった占いは、この五行を基準に考えているものが多いです
例えば、人気占い師などが風水で、お金が溜まると言っているお財布の色は黄色(金色)です。金色はお金の金を呼び寄せると言われています。これも五行では金に当てはまるからです。もともとお金が溜まる色は土色と言われています。なぜなら、金の相生関係にあるものは土だからです。土が金を生んでくれるからです。
逆に、散財するといわれているお財布の色を五行で考えると、相剋関係にある火です。火の色は赤、つまり、赤色のお財布は、お金を燃やしてしまいます。
   また、相剋関係を見てみると、金を弱くする原因にあるものは、水です。金は水を生むことで力を弱めてしまうため、金を保存しておく財布の色が水色ですと、金運が落ちてしまいます。

点を線でつなぐ経絡(けいらく)

六臓六腑が相生・相剋の関係で結ばれて、生命活動を維持するためには、これらをつなげて、エネルギー活動を循環させる必要があります。この循環する道が「経絡(けいらく)」と呼ばれるものです。
経絡は、縦を上下に直行する主要な流れである「経脈(けいみゃく)」と、経脈をつなぎ、網の目のように左右に横行する「絡脈(らくみゃく)」からなり、全身を巡っています。
経絡はさらに、「正経(せいけい)」と「奇経(きけい)」とに分けられます。正経は十二系統に分類され、六臓六腑に関係した名前が付けられています。それが、「肺経」、「大腸経」、「胃経」、「脾経」、「心経」、「小腸経」、「膀胱経」、「腎経」、「心包経」、「三焦経」、「胆経」、「肝経」の十二種類で「正経十二経」と呼ばれています。
一方の、奇経は、十二経の流れを調節する経絡で、「奇経八脈」と呼ばれています。なかでも、「督脈(とくみゃく)」と「任脈(にんみゃく)」が重要な役割をしているため、この奇経を正経十二経とあわせて「十四経」と呼ばれています。

体の重要な要素「気・血・水」

経絡には、「気(き)」と呼ばれるエネルギーが流れています。
気は、心身、臓腑(ぞうふ)など、人間のすべてのものを生化する生命活動のエネルギー減で、すべての物質を全身に輸送する動力源ともなります。また、気(き)や津液(しんえき)を全身に循環させ、栄養を補給させたり、汗や尿などの排泄をさせる動力源でもあります。
気は、生まれる時に両親から受け継いだ「先天の気」と、生まれてから、呼吸や食事をすることで発生させる「後天の気」があります。
気が不足すると、血行が悪くなり、血色がよく、太っているが、肌が白くむくんできます。この状態を「気虚(ききょ)」と呼びます。
気によって循環される「血(けつ)」とは、血液とほぼ同様のもので、臓腑、皮毛、骨肉など、人体を構成するあらゆるものに酸素や栄養、ホルモンなどを運んでくれます。
血液循環が正常におこなわれると、五臓六腑を活性化させ、骨、関節、筋肉、肌などが丈夫になり、手足がよく動き、物はよく見え、音はよく聞こえるなど、全身の機能が活発に働いてくれます。
血が不足すると、全身に血液が循環しなくなり、やせて、血色が悪くなる栄養失調のような状態になります。この状態を「血虚(けっきょ)」よ呼びます。
津液(しんえき)は、水(すい)とも呼ばれ、血液以外の体液のことを指します。
津液は、飲食が消化され、栄養のある物質に変化して、小腸と膀胱で濾過、吸収され、必要なものだけが五臓の経絡に注がれて全身を巡ります。
津液が消耗すると、気血も不足してしまいます。また、気血の不足は津液の不足を引き起こします、東洋医学の考え方は、これら気血水が充実し、スムーズに全身に流れることで健康が保たれているとしています。そして、これらが不足したり、滞ったりしたときに病として症状が現れ、経穴と呼ばれるツボに反応が現れます。この、反応が現れたツボを適切に刺激することで全身のバランスが整い、病を改善します。

お灸の歴史

北京原人がお灸を考えた

漢方の治療法は、中国各地の風土特色と密接に関係しながら発達してきました。これは、石器時代でも同じことがいえ、北方地域で生活していた北京原人は、北方、内陸という風土に影響され、病を患っていたと考えられます。
この地域は、標高が比較的高く、冷たい風が吹き、水温も低い、作物は育ちにくい環境のため、牛、山羊、羊を飼い、乳製品を主に食していました。テレビに映るモンゴルの遊牧民のような生活です。
乳製品はその地域にとって貴重な蛋白源なため、摂取すると消化するのに時間も負担もかかります。消化器官の小腸では、乳製品が停滞しやすく、腸機能が低下し、結果として内臓に冷えが生じます。冷えは万病の元、内臓の冷えが全身に巡ることで様々な病を引き起こします。
北京原人は冷えが病を引き起こしていると本能的に察知し温めれば楽になると学習したのではないでしょうか。

現代のお灸の起源

現代のヨモギから作った艾(もぐさ)を使用するお灸は、約3000年前、古代中国の北方地域で考えられたと中国最古の医学書「黄帝内経(こうていだいけい)・素問(そもん)」に記されています。

前漢時代の中国の歴史書「史記」には、『22年前の前漢初期には、お灸が、東洋医学の治療法として中国全土に広まっていた』と記されています。

お灸の日本伝来

中国から日本にお灸が伝えられたのは、聖徳太子や小野妹子、大化の改新で知られている6世紀、飛鳥時代に、遣隋使によっって仏教と共に中国医学の一つとして伝えられたといわれています。
その後、弘法大使(空海)が平安時代に遣唐使として唐へ渡り、より効果の高い技術を日本へ持ち帰ったとされ、各地で「弘法の灸」として伝えられるようになりました。

お灸はセレブのたしなみ

平安時代、医師の丹波康頼(たんばやすより)が著し、朝廷に献上した日本最古の医学書「医心方」には、鍼灸治療について詳細な記述がみられます。しかし、この時代には、庶民ではなく、一部の貴族の間でお灸が行われていました。
余談ですが、この康頼の出身は京都、現在の亀岡市と言われており、そのため、鍼灸の原点にちなんで、同じこの地に、私の母校である明治国際医療大学(旧:明治鍼灸大学)が建てられました。

庶民に広まったお灸

平安時代よりあるお灸治療も、庶民の間で行われるようになったのは鎌倉時代以降といわれています。
江戸時代になると、お灸は庶民が誰でも自分でできる治療として広まりました。
この時に広まったのが「弘法の灸」です。 その他にも、専門家による家伝の灸として発達し、公家や医官の間では「名家灸選」や「灸法指南」などの書物が残されています。

奥の細道

日本古典の紀行作品の代表的人物に松尾芭蕉があげられます。
芭蕉の代表作「奥の細道」では、『三里に灸すゆるより・・・』とあります。
三里とは、「足三里(あしさんり)」と呼ばれるツボのことで、膝の下、スネの骨の外側に位置します。旅路での足の疲れや神経痛を癒すことに活用され、そのほかにも足三里は胃に関係するツボのため、胃の働きを整えることで、全身に栄養を巡らせ旅を継続するための目的にツボを刺激したと捉えることができます。
※日本三大随筆(徒然草、枕草子、方丈記)の一つ、徒然草の中では、40歳以上の人は、三里に灸を据えることでのぼせ(高血圧)を改善させる効果があると紹介しています。
このようなことをきっかけに、庶民の間で民間療法の一つとしてお灸が広まっていきました。

お灸の法律

明治に入ると、日本の文化は西洋化が進み、医学の世界でも西洋医学が主体となってきました。そして、鍼灸は民間療法として位置づけられ、表舞台から一歩引く形となりました。
明治44年には、鍼灸に関する初めての法律が作られましたが、昭和20年、第二次大戦敗戦後、マッカーサーにより鍼灸行為を禁止させられます。
昭和22年には、国家資格の身分制度として認められました。

胃の痛み

胃の痛みに効くツボ

胃の痛みと言っても、食べ過ぎや冷え、胃炎、胃潰瘍など症状があらわれる原因は多々あります。基本的には胃の動きが正常に働くように整えてあげることが望ましいです。

胃の痛みには「中かん(ちゅうかん)」のツボがよく効きます。
中かんは、胃の募穴(ぼけつ)と呼ばれ、ぜんそくでご紹介した肺兪のような兪穴(ゆけつ)とは表裏の関係にあります。病は兪穴から侵入し、募穴に集まるとされています。胃の症状の場合は、胃の兪穴から侵入した病が、胃の募穴である中かんに集まるため、中かんを刺激することで、直接胃に作用してくれます。

中かんの探し方

へその上4寸(みぞおちとへそを結んだ線の真ん中)にあります。

肘の痛み

肘の痛みに効くツボ

肘の痛みテニス肘、ゴルフ肘、野球肘は、特にテニスやゴルフをしている方がなりやすい病気で、テニス肘、ゴルフ肘、野球肘と呼ばれることが多く、肘の外側の周りに痛みが出ます。
正式名称は「上腕骨外側上顆炎」と呼びます。主に、肘の骨近辺にある短橈側手根伸筋という筋肉に炎症を起こすことが多いです。

肘の痛みに効果的なツボとしては「曲池(きょくち)」があります。
曲池は、熱などの炎症を鎮める作用があると共に、損傷した筋肉のつけ根にあるツボであることから、二重の治療効果が望めます。
このツボを、押しながら首を動かしてみてください。
また、補助的に肩井など、肩こり頭痛で使用するツボを追加すると効果的です。

曲池の探し方

肘を曲げた時にできる外側のシワの端にあります。

寝違え

寝違えに効くツボ

寝違えは、朝、目が覚めたら首が縦にも横にも動かせなく、動かそうとすると激痛が走る状態にあります。
寝違えは、首の関節や筋肉に、疲労が蓄積したり、精神的ストレスが強い場合などに起こりやすくなります。
解剖学的には、寝違えの原因は、首から脇にかけて伸びている腋下神経(えきかしんけい)が、寝ている間に圧迫されてしまったからだといわれています。

寝違えのツボとして有名なものに「後谿(こうけい)」があります。
このツボを、押しながら首を動かしてみてください。
また、補助的に肩井など、肩こり頭痛で使用するツボを追加すると効果的です。

後谿の探し方

手の小指を曲げた時にできるシワの端にあります。

ストレス・不眠

ストレス・不眠に効くツボ

寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚めてしまう、朝、目が覚めてもスッキリしないなど、睡眠に対する悩みは年々増加しています。睡眠の質が悪いと欝(うつ)や体調不良の原因となるだけでなく、大きな病気やケガを引き起こすこともあります。十分な質のいい睡眠をとるためには、昼間活発に働いた脳を、寝るときには落ち着かせてあげなければなりません。

精神的ストレス、不眠に対するツボには「労宮(ろうきゅう)」があります。
労宮は、疲労が集まるところ、ツボでもあり、刺激することで全身の血液循環を調節し、ストレス等で乱れた自律神経のバランスを整え、心地よい睡眠が出来るようにしてくれます。

労宮の探し方

手のひら、中指と薬指を曲げて、両方の指先が手のひらに当たるところの間にあります。

ものもらい

ものもらいに効くツボ

ものもらいは、まぶたが炎症を起こし、化膿してしまう病気です。眼精疲労が進み、血液循環が悪いと、まぶたも乾燥し、無防備な状態になります。このような時、皮ふは細菌感染しやすく、ものもらいとして症状が現れます。
ストレスや疲れがたまっている時、夏の熱い時期、熱くて寝不足になり体力、抵抗力ともに落ちてくるときに現れやすい症状です。

ものもらいのツボには「二間(じかん)」があります。
二間は、ものもらいの特効穴(特によく効くツボ)として知られており、ここにお灸をするだけで直後より赤みが薄らいできて、抗生物質を使わなくても、切開しなくても改善していきます。

二間の探し方

人差し指の付け根の関節の指先側、へこんだところにあります。

つわり

つわりに効くツボ

つわりは妊娠4〜16週頃に悪心(気持ち悪い)、嘔吐、唾液があふれてくるなどの症状があらわれるものです。

つわりに対して有効なツボは「内関(ないかん)」があります。
内関は、めまい、ストレス、乗り物酔いにも使用するツボで、気持ち悪さやつわりの症状がいつまで続くのか不安になっている時に使用するといいでしょう。

内関の探し方

手のひら、手首のシワの真ん中より上2寸(指3本分上)にあります。

二日酔い

二日酔いに効くツボ

お酒を飲み過ぎた翌日に、頭痛や吐き気、ノドの渇きを経験する方は少なくないでしょう。二日酔いは、アルコールの利尿作用によって体を脱水状態へ導き、アルコールの分解過程でアセトアルデヒドという物質に変化して様々な症状をもたらします。

二日酔いに効果のあるツボは「築賓(ちくひん)」があります。
築賓は、解毒作用があり、薬物毒や体内毒などにも効果のある二日酔いにはうってつけのツボです。
飲み過ぎは肉体的疲労だけでなく、精神的にも落ち込む原因になることがあります。飲酒はほどほどにしてほしいですが、いざという時はお灸で早く元気な体を取り戻してください。

築賓の探し方

太谿の上5寸、ふくらはぎの内側にあるふくらみの前側にあります。太谿は、内くるぶしの最も尖ったところの高さで、アキレス腱の間にあるへこんだところ、動脈拍動部にあります。

口臭

口臭に効くツボ

東洋医学の考え方で、口臭は、普段から辛い物や味の濃いものを食べていると、体に余分な熱が溜まり、その熱が口から熱く腐敗した匂いとして放つもの、食が細くて胃腸の動きが悪くなり、食べ物が消化しないで停滞し、酸っぱい腐った口臭になるもの、普段から咳や痰を出していて、肺の症状がある場合に生臭い口臭として放つものなどがあります。
食べ過ぎの方は口が渇いたり、歯茎が腫れていたり、冷たいものを飲みたがる傾向にあります。
食が細い方は、腹部膨満感があったり、食欲が出ないという症状が現れやすいです。

口臭に効果のあるツボとしては「内庭(ないてい)」があります。
体の中にこもっている熱を下げてくれる働きがあり、内庭は胃の中に溜まった熱をさげるのに優れているツボです。

内庭の探し方

足の甲、足の人差し指の付け根のすぐ前、外側にあります。

花粉症

花粉症に効くツボ

花粉症はアレルギーの一種で、春先のスギ、ゴールデンウィーク頃まで続くヒノキ、秋にはヨモギやブタクサ、セイタカアワダチソウなどが原因となります。また、花粉症がある人は、ハウスダストにも反応しやすくなり、秋は、乾燥と同時に、夏に繁殖したダニの死骸にも反応します。アレルギー体質をお持ちの方は、症状が出始める前からの治療を心がけていきましょう。

花粉症に効果のあるツボは「孔最(こうさい)」です。
孔最は、最も孔(穴)のあいている部分という意味があり、鼻などの呼吸器を通してくれる効果があります。また、肺の経絡に属していて、症状が出始めたときや、ひどいときによく効くツボです。孔最を刺激することで、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状が落ち着きやすくなります。

孔最の探し方

手のひら側、親指の付け根で、手首のシワから肘に向かって7寸のところにあります。

風邪

風邪に効くツボ

風邪は風の邪と書かれるように、風という邪気が体に侵入することで、痰や熱などの症状があらわれます。

風邪の予防や治療には「大椎(だいつい)」というツボが効果的です。
大椎は大きな椎骨(背骨)の下にあるツボという意味を示します。このツボは、陰陽各6本ずつある経絡のうち、陽に分類される6本すべての経絡の交差点になっており、陽経すべての経絡を統括する働きもあります。風邪の症状では、解熱作用のある重要なツボです。

大椎の探し方

第7頚椎と第1胸椎の間、頭を前に倒し、一番高く出っ張る背骨のすぐ下のへこんだところにあります。

膀胱炎

膀胱炎に効くツボ

昼間に何回もトイレに行く、残尿感がある、夜寝ている時も尿意があり、何回も起きてしまう。咳をしたり笑ったり、重たい物を持つときに尿が漏れてしまう。そんな尿に関係する症状でお悩みの方は多いのではないでしょうか?
男性の場合は前立腺炎や前立腺肥大、女性は過活動性膀胱や神経因性膀胱、出産経験、加齢による骨盤底筋や靭帯のゆるみなど、原因は多々あります。男性に比べ、女性の尿道は半分以下の長さしかないため、女性に症状が多くみられる傾向にあります。

膀胱炎には「関元(かんげん)」というツボが効果的です。
関元は婦人科、泌尿器系のトラブルに万能のツボです。関元をお灸で温めることで、子宮、膀胱など骨盤内にある臓器に対して機能回復が期待できます。
冬の時期や、夏にクーラーをよく使い冷える方は積極的に温めてください。

関元の探し方

へその下3寸(指4本分)のところです。

下痢

下痢に効くツボ

下痢の原因には、胃腸虚弱、暴飲暴食、食あたり、ストレスなどがあります。
下痢は、大腸で水分が吸収されないまま排泄される状態にあります。そのため、水分コントロールが正常に働くよう促してあげる必要があります。

下痢には「天枢(てんすう)」というツボが効果的です。
天枢は、便秘にも使われる腸の働きを活性化させてくれるツボです。便秘の時は便通を促し、下痢の時は正常な便になるよう整えてくれる効果的なツボです。

天枢の探し方

大横の内側、へその外2寸(指3本分)にあります。

便秘

便秘に効くツボ

便秘は女性の天敵、ダイエット中に便が溜まってしまったり、生理周期によって排便リズムが乱れてしまったり不安定になりがちです。また、最近では、子供や男性にも便秘体質の方が増加傾向にあります。便は、体にとって不要なものを排泄するためにあります。そのため、便秘になってもいいことはありません。
便秘の原因は様々ですが、腸が動いていないことには変わりありません。ツボを刺激することで、腸を正常な状態にして、活性化させてあげましょう。

便秘には「大横(だいおう)」というツボが効果的です。
大横は、ちょうど大腸の曲がり角付近にある便秘のツボになります。

大横の探し方

へその外3寸5分のところにあります。

生理痛

生理痛に効くツボ

生理痛は下腹部や腰の痛みが起こります。人によっては毎月鎮痛剤を飲まないと耐えられないくらい苦しみ、体調や精神的にも不安定となります。鎮痛剤の長期服用は、体の抵抗力を落とし、体を冷やして血液循環を悪化させるため、さらなる生理痛、生理不順、そして不妊など、他の症状をもたらすことにつながります。その点、ツボにお灸をすることは副作用もなく、即効性があります。定期的にお灸をして鎮痛剤からサヨナラしましょう。

生理痛に効果のあるツボには「三陰交(さんいんこう)」というツボがあります。
三陰交は、「女性の三里」と呼ばれ、女性にとって重要なツボの一つです。三陰交にお灸をすることで、子宮や卵巣の機能が働くようになり、女性ホルモンのバランスが整います。生理痛でお悩みの方は、生理前にお灸をして下さい。

三陰交の探し方

内くるぶしの上3寸(指4本分)、スネの骨の際にあります。

腰の痛み

腰の痛みに効くツボ

腰痛には、筋肉疲労による筋性腰痛、椎間板(軟骨)の突出による腰椎椎間板ヘルニア、骨の変形による変形性腰椎症、腰部脊柱管狭窄症、生理や便秘、排尿障害などの腹圧上昇によるものなど様々です。
しかし最近では、腰痛の8割が原因不明という統計も公表されているくらいです。
原因不明の腰痛でも、ツボにお灸をするだけで症状の改善は可能となります。
※全身性の発熱、おしっこが出ないなど腰痛以外の症状がある場合は、一度、レントゲンや血液検査などが必要となることがありますので、注意してください。

自分では手が届かない場所ですが、誰かにお灸をしてもらえるのでしたら「大腸兪(だいちょうゆ)」というツボがあります。
大腸兪は、腰の筋肉の付け根にあたる部分にあります。また、名前にある通り、大腸に関係するツボでもあり、腰痛だけでなく便秘にも効果のあるツボです。

大腸兪の探し方の探し方

第4,5腰椎の外1.5寸にあります。両方の骨盤の一番高いところを結んだ線上にあります。この線はヤコビー線といわれ、もともと、腰椎穿刺や腰椎麻酔(下半身麻酔)を安全におこなうための基準になっています。

膝の痛み

膝の痛みに効くツボ

膝の痛みで最も多いのは年齢と共に現れる変形性の膝関節症であり、3大症状の1つです。膝の痛みは、加齢による骨・軟骨の変形からくるものや、変形が背景にあり、立ち上がる動作や振り向くような動作によって、不安定になった膝の関節が捻挫を引き起こすことがあります。
また、年齢が若い人でも、以前に膝をくじいた(ねんざした)経験がある方は、同じような症状があらわれることもあります。

膝の痛みには「膝眼(しつがん)」というツボがいいでしょう。
膝眼には、内側にある内膝眼と、外側にある外膝眼があります。膝眼は、膝のお皿の下で、膝の軟骨である半月板もある場所です。膝の痛み全般に効くツボです。

膝眼の探し方

膝のお皿の下、膝を曲げると出てくる内側と外側のくぼみにあります。

足の疲れ

足の疲れに効くツボ

立ち仕事が多く、足の疲れが続いている人、それとは反対に1日中座り仕事で足を使うことがなく、夕方になると、足が重だるくなってしまう人、そんな症状をお持ちの人は少なくないと思います。この症状を放っておくと、起立性低血圧(立ちくらみ)が起こったり、静脈瘤の痛みが強く出てきたり、こむら返りのように足がつってしまったり、冷え症、むくみ、下半身太り、セルライトの原因になったりといいことはありません。
足は、第二の心臓と呼ばれるほど、体にとって影響を及ぼす場所でもあります。普段から足の疲れを取り、健康な体を維持しましょう。

足の疲れには「足三里(あしさんり)」のツボがよく効きます。
足三里は、胃腸に関係するツボでもありますが、足首からつま先を手前に引き上げる筋肉に位置するツボでもあります。疲れがたまってくると、この筋肉が機能しなくなり、つまずきやすくなってしまいます。また、足が重だるくなったり、むくんできます。足三里を刺激することで、このような症状を解消してくれます。

足三里の探し方

膝を直角に曲げ、手の親指と人差し指の間を広げ膝のお皿の上端に親指をあてます。下に向かって伸ばした指のうち、中指の先が当たるところに足三里があります。

肩こり

肩こりに効くツボ

肩こりは、鍼灸院へ来院される患者さんが訴える3大症状(肩こり・腰痛・膝痛)のうちの1つです。
肩こりの原因は、長時間同じ姿勢や動作を続けることで、首から肩にかけての筋肉が緊張し、血液循環が悪くなることにあります。また、貧血や低血圧、高血圧、女性ホルモンのバランスの乱れ、精神的ストレス、うつなどの症状により悪化するケースも少なくありません。
本来、人間の頭は、ボーリングの玉くらいの重さになります。これだけ重い頭を、一日中支えている首は、負担がかかって当然ではないでしょうか。

肩こりを改善させるおすすめのツボは、「肩井(けんせい)」というツボです。
肩井は、肩こりの症状が最も現れやすい場所に位置します。凝っている部分に直接お灸をすることで症状が改善されます。また、肩井(肩)は、首を支え、肩甲骨から手を吊り下げている場所にあります。

肩井の探し方

手を反対側の肩にあて、肩の真ん中のあたりをさわるとへこんだところにあります。肩が凝っている人はすぐに手がいくところです。
※東洋医学では、肩井は、内臓を吊り下げていると考えています。そのため、肩こりをお持ちの方は、便秘やその他の内臓疾患をお持ちの方が少なくありません。肩井を刺激することで、内臓の機能が活発となり、充実した生活を送れるようになります。(妊婦さんが肩井に刺激をするときは鍼灸師の指導が必要です)

頭痛

頭痛のツボ

頭痛は、頭、首、肩の筋肉の緊張から起こる緊張型頭痛がほとんどです。また、筋緊張を誘発する原因として、頭の使い過ぎ、目の疲れが多くみられます。パソコンなど、デスクワークが増えたことにより起こる現代病の1つではないでしょうか。
一方、緊張型頭痛以外にも、片頭痛という症状もあります。片頭痛は主に、片方の頭が脈を打つように痛み、吐き気やおう吐を伴います。また、光や音を過剰に感じてしまい、体を動かしたり、温めると悪化する特徴があります。
片頭痛は、脳を包んでいる膜(髄膜)の血管が拡張し、三叉神経(さんさしんけい)を圧迫することで起こるといわれています。
日本頭痛学会では、緊張型頭痛、片頭痛共に、鍼灸治療を非薬物療法として推奨しています。

頭痛を改善させるには、まず頭部への血流循環が正常に戻るよう促してあげなければなりません。側頭部が痛いときには「足臨泣(あしりんきゅう)」というツボがあります。
足臨泣は、側頭部につながる経絡上に存在し、側頭部が痛み始めたときに効果があります。耳の三半規管の症状が原因でめまいが起こる時にも使用されるツボです。

足臨泣の探し方

足の甲、小指と薬指の間で、付け根より足首側にあるへこんだところにあります。

五十肩

五十肩に効くツボ

五十肩は、四十肩とも呼ばれますが、どちらも「40代、50代に多く発症しやすい」ことからついた俗称です。正式には、肩関節周囲炎といわれています。この肩関節周囲炎も総称であり、激痛が走る石灰沈着性のものや、肘を曲げ、力こぶをつくった時に出る筋肉のひとつである、上腕二頭筋長頭腱の炎症、腱板炎、滑液包炎など多数あります。
五十肩を発症すると、手が挙がらなくなったり、夜中に痛みで目が覚めてしまったり、痛みで眠れなくなってしまったりします。症状がひどい人は、症状が出ている方の腕を支えていないと痛みに耐えられないくらいです。五十肩の原因は、肩関節を支えている筋肉や靭帯(じんたい)が加齢と共に硬くなり、圧迫されて徐々に薄くなります。そして、薄くなることで血行障害が起きて、炎症が起きやすくなるのです。若いときに肩を痛めた経験のある方は、この古傷が引き金となり、五十肩になりやすいともいえます。

五十肩の治療には、「肩ぐう(けんぐう)」のツボが効果的です。
肩ぐうは、肩関節にあるツボで、直接患部の治療をすることができます。
いずれにせよ、五十肩は半年、一年と症状が続きやすいものです。お灸をすることによって、症状の回復を早めてくれます。症状がある人は、毎日寝る前に一回のお灸と、動かせる範囲で構わないので軽く肩を回すことを心がけてください。

肩ぐうの探し方

手を挙げた時にできる肩関節の前のへこんだところにあります。

眼精疲労

眼精疲労・ドライアイに効くツボ

近年、パソコンや携帯電話などの普及によって、仕事でもプライベートでも、眼精疲労やドライアイに悩む人が急増しています。目の症状には、物がかすんで見えたり、焦点が合いにくくなったり、目の奥が痛くなったり、目が乾く、いわゆるドライアイの症状があります。また、眼精疲労から肩こりや頭痛を誘発・増悪させる原因にもなりますので、早めの対処が必要となります。

眼精疲労に効果のあるツボは、「合谷(ごうこく)」があります。
合谷は、東洋医学では、「面目の合谷」と呼ばれるほど顔面部に効果があるツボと考えられています。手にある合谷のツボを刺激することで目に関係する血流循環が改善され眼精疲労やドライアイなどの症状に効果をもたらす東洋医学独特の治療法です。

合谷の探し方

手の甲、親指と人差し指の付け根、下のへこんだところ、人差し指側にあります。

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