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2012/3/10 アカデミーにて難聴治療の講義をしました。

2012年3月10日
事業協同組合 全国鍼灸マッサージ師協会 が主催する

東洋医療臨床技術大学校アカデミー にて
剛鍼灸院 院長:
岩ヶ谷 広晃が難聴治療の講義をしました。


耳鼻科領域の疾患は、中耳炎や突発性難聴、メニエール病など、耳鳴りやめまい、難聴の症状が現れるものがあります。

まずは、聞こえに関する解剖学の解説と、生理学の解説。聞こえのメカニズムを機械や道具を使って実践しました。

各論では、外耳疾患、中耳疾患、内耳疾患と、部位別に解説、中耳炎に対しては、自覚症状や、鼓膜の状態からの鑑別方法と予後の推定、や注意点。
内耳疾患の突発性難聴やメニエール病には、特徴的症状から西洋医学的な治療法の解説。 他覚的所見として確認しやすい、めまいに伴う眼振(目のふるえ)の見方や聴力検査の見方、平均聴力の計算方法、音叉を使った検査法、実際の周波数別の音を聞いてもらいました。
そして、それらを把握したうえでの鍼灸治療法、注意点などを説明させていただきました。



年々、増加傾向にある難聴を発症する患者さん。そのなかでも、発症からの経過で、もう治らないと言われた状態でも鍼灸適応の患者さんは少なくありません。

ただ、現在、鍼灸師の中でも治療を敬遠されやすい難聴という症状を、少しでも取り扱ってくれる鍼灸院が増えれば、難聴で苦しむ患者さんが減る手助けとなるのではないでしょうか。
そのような日が来ることを夢みて、これからも活動していきたいと思います。



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