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症状別Q&A 7ページ目

痔の治療ではどこに鍼(はり)をするのですか?

痔の治療では、肛門周囲に溜まった血液を体中に分散させるため、頭にあるいくつかのツボを刺激します。
また、腸の動きや機能を改善させるため頭のてっぺんの百会(ひゃくえ)というツボや、腰周りにあるツボに鍼(はり)やお灸をしていきます。

痔の治療と言っても、直接痔のある部分に鍼(はり)やお灸をすることはありません。



なぜ「いきむ」のは良くないのですか?

排便する時にいきむことで肛門に負荷がかかり、毛細血管がさらに浮き出た状態になることがあります。

どうして妊娠すると痔になってしまうのですか?

妊娠してお腹が大きくなってくると子宮が肛門を圧迫するために血液循環が悪くなり、痔になりやすくなります。

どういう人が痔になりやすいのですか?

冷え症の方やお仕事等で長時間イスに座る、または長時間同じ姿勢を続けている方、便秘がある方、頻繁に下痢になる方、妊娠されている方がなりやすいです。

なぜ痔になるのですか?

痔の種類により、原因は異なります。

いぼ痔の場合、おしり周りの血液循環がよくないために、毛細血管が浮き出た状態になります。
切れ痔の場合、便秘などにより便が硬くなると肛門を通過するときに、周りの皮膚が裂けてしまうためになります。

また、人は二本足で生活しているため上半身をおしりで支えています。
おしり周りへ大きな負荷がかかるため肛門周囲に血液が溜まりやすく、結果、肛門周囲の血圧が上がるため痔になりやすいのです。

潰瘍性大腸炎の治療でステロイドを使うと妊娠に影響があると聞きました。本当ですか?

男性の場合、サラゾピリンを飲んでいると精子の数が減少する事があります。
(妊娠できなくはありませんが、妊娠する確率は低くなります)
サラゾピリンを止めれば精子の数が元に戻るので、子作りの予定がある場合は薬を変えてもらいましょう。

一応、サラゾピリン・ペンタサは胎児に奇形を誘引する副作用は確認されていませんが、症状の緩解期に妊娠、出産ができるように考えましょう。
生まれてくるお子さんの精神的な影響を考えると、無理をして途中で入院してしまうような事態は避けなければなりません。

妊娠よりも危険なのが、出産後にステロイドのサラゾピリン・プレドニン・ペンタサを服用しているお母さんが赤ちゃんに母乳を与える場合、ステロイドが母乳に溶け出して赤ちゃんに影響を与えることです。
そのため、出産後にこれらのステロイド剤を服用している方は直接母乳を与えることは避け、粉ミルクを使うようにしましょう。

また、ステロイド以外にも副作用があるのは免疫抑制剤です。
種類にもよりますが、催奇形の可能性があるので妊娠しないよう気を付けなければなりません。

どのような食事をとったらいいですか?

潰瘍性大腸炎は食べ物の消化・吸収する機能が低下するため、消化の悪いものは避けてください。
また、香辛料やアルコール、炭酸などの刺激物も腸内を傷つけますので避けましょう。

症状が落ち着いている時(寛解(かんかい)期)には無理に食事制限をする必要はないので、ご自身のお体に無理がかからない程度で食事を摂りましょう。

病院での検査は必要ですか?

一概に必要とは言えませんが、腸の病気には潰瘍性大腸炎と同じような症状が現れるものがあります。

特に、初期症状は感染性腸炎やクローン病と似ているため、念のために検査をお勧めすることがあります。
また、大腸の病気の検査には経過観察を必要としますので、結果が出るまでに時間がかかります。

日曜日に腹痛がひどくなったときはどうすればいいですか?

当院では、患者さんの調子が悪くなったときは、いつでも対応できるよう、24時間体制で受け付けております。
患者さん一人一人によって状態が違うため、対応方法は違ってきます。
当院で治療している患者さんには緊急時の対応も説明しておりますが、不安なときはいつでもご連絡ください。
また、症状がひどくて動けない時、動かないほうがいい時はご自宅などにお伺いして治療いたします。

病院での治療と併用しても大丈夫ですか?

まったく問題ありません。
しかし、薬の副作用が強い場合には薬の服用を止めていただくようお話することがあります。

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