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ストレスが女性ホルモンを乱し不妊症へとつながる


脳は過剰なストレスを受けることによって、視床下部からストレスホルモンと呼ばれているCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)の分泌を促進します。

副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンは、食欲や睡眠および脳の下垂体からの性腺刺激ホルモン分泌を抑制させてしまいます。

つまりストレスを受けると、性腺刺激ホルモン放出の分泌が抑制されることにより、性腺刺激ホルモンであるFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体形成ホルモン)は減少し、最終的にエストロゲン、プロゲステロンの分泌が抑制され、不妊症へとつながります。


もともと排卵するためにはエストロゲンが関係しています。

血液中のエストロゲンが一定量を超えると

脳の視床下部からGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)が分泌されます。


さらに血液中のGnRHが一定量を超えると、下垂体からLH(黄体形成ホルモン)が大量に分泌されます。このLHの大量分泌を合図に卵胞から卵子が飛び出し排卵となります。

前述したように、ストレスによってエストロゲンの分泌が抑制され排卵されにくくなります。

また、妊娠した後でもストレスが過剰になった場合、プロゲステロン分泌が抑制されていると高温期が維持できなくなり出産に至らなくなってしまいます。

鍼灸治療では、ストレス禍における交感神経過剰亢進の状態を落ち着かせ、同時に副交感神経を活性化させることで、ストレスにおける副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンの産生を抑制し、女性ホルモンの分泌を正常化させます。

鍼灸治療はストレスに対する処置だけでなく、女性ホルモン自体の分泌を積極的におこなうことも可能で、排卵、妊娠、出産までの過程を滞りなくサポートすることができます。
 


令和3年1月1日から不妊治療に対する助成制度は、1回30万円、一子につき6回までとかなりの改善が見られました。

※厚生労働省:不妊治療に関する取組


しかし、不妊治療は妊娠がゴールではありません。

酷なことを言うようですが、人工授精や体外受精だけでは出産に至らないことも少なくありません。これを機に、機械的に妊娠させるだけでなく、高温期を維持し、出産を目標に鍼灸治療をすることをおすすめします。

 

不妊治療専門外来


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不妊症の体外受精と助成制度

令和3年1月1日から不妊治療に対する助成制度が拡充変更されました。

大まかに言うと
 

  • 所得制限がなくなりました
  • 助成金が1回30万円になりました
  • 助成回数が1子ごとに6回までになりました

の3点で、適応されるのは体外受精、顕微授精に対してです。
また、40歳以上43歳未満は3回までが対象となります。

詳しくは厚生労働省:不妊治療に関する取組をご確認ください。
 

さて、不妊症の体外受精に対して助成制度が拡充されたのはいいことですが、そもそも「体外受精=子供を授かる」が必ずしも成立するわけではありません。
 

今まで問題視されていたのは、不妊治療に対する助成制度が希薄だったため、経済的理由で不妊治療の延期・断念される夫婦が54%いました。
 

しかし、この時から本当の問題点は「体外受精しても妊娠できない」 または「妊娠しても出産に至らない」点です。
 

もともと結婚や子供を授かりたいと願う年齢が以前より高年齢化していて、そこには卵子の数の制限と卵子の老化の問題もあります。
 

また、一番の問題は機械的な体外受精の構図にあります。
 

不妊治療専門のクリニックは「妊娠」が目的であり、体外受精をおこなって心拍確認(妊娠判定)できなかったらまた体外受精の繰り返し。 妊娠判定出ても妊娠に至らなかったらまた体外受精になってしまいます。
 

妊娠を維持する目的でホルモン剤を使用しますが、それしか手立てがありません。 助成制度が拡充しても、このような治療を繰り返すうちは、採卵すらできないところまで来てしまいます。

では、妊娠から無事出産という目的を達成するにはどうしたらいいのか。それが不妊症専門の鍼灸治療になります。
 

鍼灸治療のメリットは、西洋医学的な観点からのアプローチと、東洋医学的なアプローチの両方を考え、治療法を組み立てます。
 

当院における不妊治療の理想的な方針は

  • 採卵前
  • 移植日
  • 移植後

で治療法が違うことです。

採卵前は排卵日を計算して、薬で卵を大きくして排卵日前に採卵します。
当院では、採卵前に卵が大きくなるだけでなく、女性ホルモンの分泌バランスを整え、子宮内膜を厚くし移植後に着床しやすくなるよう治療をおこないます。
 

移植日は、なるべく移植後同日中に、着床しやすくなるように治療します。
 

移植後は、基礎体温表でいうところの排卵後の高温期で、高体温を維持できるように治療を組み立てます。

また体外受精をおこなった患者さんは出産までに様々なトラブルが起きやすくなります。 機械的な治療だったために、出産するための健康的な体が出来上がっていないからです。 そのため、つわりが酷かったり、逆子になったり、胎児の発育が遅かったり、出産予定日になっても陣痛が来なかったり...。
 

だからこそ当院では つわり逆子、安産、陣痛促進、無痛分娩等の専門外来を常設しています。
 

不妊治療をおこなっている、もしくはこれから希望する患者さんは、まずは無事出産するをゴールとして何をすべきか整理してください。


不妊治療を成功させる重要なこと


不妊症は、結婚後正常な夫婦生活を続けたのに1年以上経過しても子宝に恵まれないことをいいます。
1年間避妊せずに夫婦生活を送った夫婦なら8~9割が妊娠に至るとされているため、1年間の不妊期間があれば不妊症と定義づけています。
 
「不妊症かも」
 
「治療はどのタイミングで始めたらいいのかわからない」
 
とお悩みの方は、半年、1年や2年に関わらず、妊娠しやすい体をつくることを始めましょう。
 
 
西洋医学では、この過程のどこかに不妊症の原因があると考えそれに対する治療を行っていきます。排卵時のホルモンのバランスが崩れたために起こる排卵障害、子宮内膜症や性感染症などの原因による卵管のつまり、子宮に何らかの異常があるために受精卵が着床できないなどの原因がある場合は『対症療法』、特別な原因が見つからなければ、『ステップアップ治療』を行います。
 
ステップアップ治療は、タイミング療法から始まります。原因はわからないけれども、排卵に問題がある場合には排卵誘発剤を使い、ホルモンの分泌が悪ければホルモン剤によって調節します。それでも効果が得られない場合、人工授精・体外受精へと進みます。
 
最近では、ARTの名称が普及してきています。ARTとは、assisted reproductive technologyの略で体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)のように体外で生殖医療をする技術のことです。
生殖医療技術、高度生殖医療、生殖補助医療などと呼ばれることもあります。
 
 
★不妊症の治療目標にする重要なポイント★
 
1.理想的な二層性のグラフに近づける
2.子宮内膜を厚くする
3.着床~妊娠判定まで高温を維持させる
4.出産までの様々な症状に対応する
 
 
当院では、まず患者さんから今までの治療状況、生理周期等、関係することをうかがって、原因を突き止めます。
女性の体はデリケートです。どの年代においても女性ホルモンのバランスが関係するため、確認する「問診」をとても大切に考えています。
問診後は、実際にどのような状態なのか、脈を診る等をおこなうことで生理周期の変化、乱れも読み取ることができるため確認します。
 
 
また、基礎体温のグラフが
 
・高温期が短い
・高温期の体温が低い
・全体的にバラバラ
・全体的に低い
・全体的に高い
・排卵から高温期になるまで時間がかかる
・高温期の途中で体温が下がったりする
 
など理想的な基礎体温のグラフではない、すなわちホルモンバランスが乱れている場合は、その状態に合わせて治療法を選定し、理想的な状態になるよう整えていきます。
 
同時に、病院での治療を併用している患者さんには、人工授精や移植をおこなった日は、着床、妊娠率を上げるために治療もおこないます。不妊治療をおこなっている患者さんの状態は、不育の状態にもある場合が多く、着床後妊娠判定に至らなかったり、切迫流産、逆子、出産予定日になっても陣痛が来ない場合もありますので、当院では出産、産後までしっかりとケアする体制を整えています。

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東京・愛知の総合鍼灸院
剛鍼灸院グループ
豊川市萩山町1-5
Tel:0533-84-5963
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