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人工関節の手術を行う前にできる再生医療


膝痛でお悩みの方に朗報です。
 
当院で2017年頃より開始した膝の痛み、主に変形性膝関節症や半月板損傷の新たな治療は、鍼灸治療と再生医療を組み合わせた治療法です。
 
再生医療とは、京都大学山中教授で有名になったiPS細胞の分野ですが、再生医療専門医と提携しておこなう当院の治療は、主に自己の幹細胞を培養して移植、再生させる治療となります。
 
そのため、副作用が無いばかりか、鍼灸治療を融合させることにより、移植後から起こる炎症反応としての痛みを鍼灸治療で解消することで、効率よくリハビリが可能、幹細胞からの再生、定着率が飛躍的に向上することで、単純な再生医療と比較して機能再生が2倍以上高まりました。
 
まだ世界的にも例を見ない治療法なのでご存知ない方が大半ですが、この治療法により、痛みで歩けない特にご高齢の方や、スポーツに専念する運動選手の希望となります。
 
今回、この再生医療を融合した治療法をおこなう鍼灸師を機能再生士として位置づけています。
 
そんな機能再生士を少しでも増やそうとして、認定セミナーを開催しました。
 
令和5年2月12日、東京で開催した機能再生士認定セミナーでは、
 
・【実技】
膝関節の構造理解と関節運動、痛みを軽減する鍼手技
 
・【筆記・実技試験】
 
・【座学1】
機能再生士の課題と実際
患者の見極め方・再生医療の紹介方法・新たな治療
 
・【座学2】
 最新の幹細胞点滴治療
 
・【座学3】
幹細胞点滴治療における鍼手技の役割と本治療の将来
 
の5コマの講師をさせていただきました。
 
 
この治療法は、膝の関節を主に取り扱うこととなりますが、肩や肘などの関節にも有効です。
 
再生医療をおこなった有名人といえばメジャーリーグの大谷翔平選手ですが、彼がおこなった治療法が、自己血液の幹細胞を移植するPRP療法ですが、このPRP療法だけでは一般の方はうまく機能が再生しません。それは、前述した炎症の痛みに耐えてリハビリができないからです。だからこそ、痛みを和らげてリハビリしやすいようにする鍼灸治療が必要となります。
 
痛みのために人工関節の手術を勧められている方、今シーズンの試合を諦めて手術を勧められている運動選手には、ぜひ再生医療と鍼灸を融合した治療をおすすめします。

人工関節の手術だけじゃない!鍼灸✕再生医療の機能再生

 

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